この記事では、デリーとアグラを旅する際に気をつけたいことを5つにまとめて紹介します。これからインドへ行く方の準備に役立つ内容です。
この記事でお伝えするインド旅行の注意点
インド(デリー・アグラ)の旅行で、特に注意しておきたいのは次の5つです。
- クレジットカードが「使えるのに使えない」と言われる問題
- 水・氷・生ものによる体調不良のリスク
- 路上の動物(牛・犬・猿)との距離感
- 独特の交通事情と車酔い
- スリ・詐欺への備え
ひとつずつ、実際のエピソードとあわせてご紹介します。
注意点①:クレジットカードが「使えるのに使えない」と言われる
インドの主要観光地の多くは、入場チケットのカード払いに対応しています。ところが実際に窓口へ行くと、「カードは使えない、現金で」と言われることがあります。特にデリーのフマユーン廟やレッドフォートで、このような対応を求められることがあります。

カードが使えないと言われたときの対応
窓口で「現金がないならATMで下ろしてきて」と言われても、周囲にATMが見当たらないこともあります。「近くにATMがない」「カードしか持っていない」と落ち着いて確認・交渉すると、最終的にカードで支払える場合があります。手数料の事情や、端末操作に不慣れなことが背景にあるとも言われます。
対策:現金の用意とオンラインチケットの活用
- 現金(インドルピー)は常に手元に確保しておきましょう。少額紙幣を多めに持っておくと安心です
- 「カードは使えない」と言われても、本当に現金しか手段がないのか、落ち着いて確認・交渉してみる価値はあります
- フマユーン廟やレッドフォートなどインド考古局(ASI)管轄の遺跡は、公式のオンラインチケットサイトから事前購入が可能です。事前に買っておけば、窓口でのやり取り自体を避けられます
注意点②:水・氷・生ものは徹底的に避ける
インドの水道水は飲用に適していません。厚生労働省検疫所(FORTH)のインドのページでも、生水や氷、生野菜、カットフルーツ、加熱が不十分な料理が旅行者下痢症の原因になると指摘されています。
- 飲み水は未開封のペットボトルを購入しましょう
- ドリンクの氷は避けましょう
- サラダや生野菜、カットフルーツは避け、しっかり火の通った料理を選びましょう
- 心配な方は、歯磨きやうがいもペットボトルの水を使うと安心です
「せっかくの旅行だから」と屋台グルメに挑戦したくなる気持ちはよく分かりますが、体調を崩すと旅の残り全部が台無しになってしまいます。無理のない範囲で楽しむのがおすすめです。
注意点③:路上の動物(牛・犬・猿)とは距離を保つ
インドの街を歩いていると、牛が道の真ん中に堂々と座っていたり、犬や猿があちこちにいたりします。日本ではまず見られない光景で、つい写真を撮りたくなりますが、野生の動物にはむやみに近づかないのが鉄則です。
- かわいく見えても、触らない・餌をあげないのが基本です
- 猿は持ち物(食べ物・スマホなど)を狙ってくることがあるので、手に持ったまま近づかないようにしましょう
- 万一噛まれたり引っかかれたりした場合は、すぐに現地の医療機関を受診してください。動物由来の感染症リスクについてはFORTHのインドのページで確認できます
注意点④:独特の交通事情と車酔いに備える
インドの道路は、日本の感覚とはまったく別物です。クラクションは絶えず鳴り響き、車と車の間隔はぎりぎりで、加速も減速も急です。デリーやアグラの市街地を車で移動するだけでも、かなりスリリングに感じられます。
- 乗り物に酔いやすい方は、酔い止め薬を日本から持参しましょう
- 長距離移動の前は、空腹すぎ・満腹すぎを避けましょう
- スマホの画面を見続けず、遠くの景色を眺めるようにしましょう
注意点⑤:スリ・詐欺は観光地ほど警戒する
外務省海外安全ホームページのインド安全対策基礎データによると、インドの都市部や観光地では窃盗や詐欺などの犯罪が報告されています。観光客が集まる場所ほど、狙われやすいと考えておいたほうがよいでしょう。
- バッグは体の前に抱え、ズボンの後ろポケットに財布やスマホを入れないようにしましょう
- 貴重品は分散して持ち、パスポートと現金を同じ場所にまとめないのが安心です
- 人混みでは荷物から意識を離さないようにしましょう
- 親しげに話しかけてくる人が全員悪い人というわけではありませんが、お金やチケット、送迎の話につながったら、一度立ち止まって冷静に考えましょう
最新の安全情報は、渡航前に外務省海外安全ホームページで必ず確認しておくことをおすすめします。
おわりに|それでもインドは面白い
ここまで注意点を挙げてきましたが、インドはそれを補って余りあるほど魅力的な国です。窓口での交渉も、鳴り止まないクラクションも、道端の牛も、旅を印象深いものにしてくれます。
しっかり備えて、インドの旅を楽しんでください。